度々取り上げられる、子供の貧困。
子供をひもじくしてしまう原因は、やはり親なのでしょうか。
生活保護という手もありますが…
現実はなかなか厳しいようです。
子供の貧困の原因は親?生活保護はどうなっているの?
近年、子供の貧困が問題になっています。
なんと6人の子供のうち、1人が貧困に陥っているんだとか。
学校の給食以外ではきちんと食べることもできなかったり…
最悪の場合、路上暮らしを余儀なくされるケースもあるそうです。
豊かさに満ちた現代の日本において、考えられない事態ですよね。
子供の貧困の原因は、やはり「親」ではないかと言われています。
子供のうちは自立したくてもできませんし、面倒を見てくれる立場の「親」がボロボロであれば、嫌でも被害を受けてしまいますからね。
所得の低さや離婚など、親が貧しくなる理由も様々だと思います。
しかし、子供には何の罪もないわけですから、親の都合で貧しい暮らしを強いられるのは、気の毒としか言いようがありません。
生活保護という手もありますが、生活保護は「最後の砦」という感じもしますからね…
若いうちだと特に、「自分の力でやれるところまで頑張りたい!」という想いが強くなるのかもしれません。
また、生活保護を受けるということに恥ずかしさを感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、子供にまで被害が及ぶとなれば、もはや背に腹は代えられません。
多少肩身の狭い想いをしても…
子供のことを第一に考えれば、生活保護の選択もやむを得ないのではないでしょうか。
路上暮らしなんてもってのほかですからね…
自分ひとりだけの人生じゃないんだ、ということを肝に銘じて、親御さんにはもっとしっかりとした意識を持ってほしいと思います。
子供は親の犠牲者なのか?親の格差が子供の格差を生んでいる!
「格差社会」という言葉があります。
が、今ではそんな「格差社会」が、子供の間でも生じているそうです。
お金持ちか。あるいは貧乏か。
この二極化が進み、もはや「普通」という概念が失われつつあるんだとか。
「普通」というのは、裕福でもなければ貧乏でもない、いわゆる中間層ですね。
例えば大学へ進学したい!となった時、親がお金持ちであれば、難なく進学費用を出してもらえるでしょう。
しかし、親が貧困状態だったら…?
中には「進学をあきらめてほしい…」と言う親もいるでしょう。
あるいは、そんな親や家庭の実情を察し、自らあきらめる子供もいるでしょう。
実際に私の周りにもそのような子供がいます。
いずれにしろ、親の格差や貧困は、子供を犠牲にしかねません。
悲しいですが、これが現実と言えます。
ただ、必ずしも貧困が悪とは言い切れません。
幼少期の貧しい家庭環境をバネにして、強く生きる術を手に入れ、自分の力で成功をつかみ取る人もいます。
また、貧しく、辛い想いをした分、人にも優しくなれるのではないでしょうか。
お金が無いことで、多少の制限は出てきてしまうかもしれません。
結果として、「犠牲者」にもなってしまうでしょう。
しかし、辛い環境から抜け出そうと、強くたくましく生きられれば、それはそれで子供にとって財産となり得ます。
それには、お金という物質的な恵みではなく、愛情という目に見えない恵みをしっかりと与えてあげることです。
もちろん、貧困に苦しんでいない場合であっても、愛情を注ぐことは絶対的な条件ですけどね。
最近良く聞く、子供食堂とは?
貧困により食べられなくなってしまった子供のために、無料あるいは安値で食事や居場所を与える…
これが、近年よく耳にする「子供食堂」のシステム。
現在、全国に300ヶ所以上の子供食堂があるらしいです。
近所に住む人がご飯を作って迎えてくれる、という試みに、温かさを感じますね。
昔と違い、今はご近所同士の結びつきも希薄になっているかと思いますが…
こうした取り組みを行うことで、近くに住む人との心のこもった交流が、また盛んになるかもしれませんね。
子供だけではなく、大人や社会全体にとっても、良い影響を及ぼす可能性がありそうです。
まとめ
子供の貧困を解決するには、やはり親の力が大切です。
責任や役目など、親としての自覚をしっかり持って、子供と共に貧困から抜け出してほしいです。
そして、もし苦しい経済状況から抜け出すことが容易ではないとしても…
なるべく子供にはみじめな想いをさせないでほしいですね。
同時に、しっかりと愛情を注ぐべきでしょう。