小学校に入ると、初めて宿題が出てきますよね。
漢字の練習など頑張ればできちゃうものもありますが、
一番困ったのが「読書感想文」。
夏休みの宿題によく出ますよね。
最初はとまどってしまう宿題です。
私は大好きで書けてましたが、低学年の時にどう書いていたのか思い出せず、子供に教えるとなると、どう説明したらよいのかサッパリ分かりませんでした。
それでどうやったらいいんだろうと調べてみました。
参考にしていただけたらと思います。
夏休みの宿題に出る低学年の読書感想文について
低学年の子供の読書感想文なので、そんなすごいものを求めているわけではありません。
いつもはただなんとなく読んでいる本に子供の思った事を引き出すだけでも大変だと思います。
なので出来るだけいつも読んでいるジャンルの本を選んだほうが良いでしょう。
正直、図鑑だったら図鑑でも良いと思います。
「感想」がたくさんでてくる本の方がよいですよね。
そして文は、ざっと3段階に分けるくらいで良いでしょう。
まず1段階目。
初めは「何」を読んだのか。
「わたし(ぼく)は、「○○」を読みました。」
次に、その本を選んだ理由です。
「表紙が気になったから」「絵が可愛いと思ったから」
そんな理由で良いと思います。
うまく子供と話しながら、理由を引き出してあげましょう。
ここまでが1段階目です。
次は肝となる2段階目です。
2段階目では、「思ったこと、考えたこと、感じたこと」を書きます。
よく話して、本の中のどの場面が一番印象に残ったのか、
その時どう思ったのか、など話しながらメモしていきましょう。
そして、いざ子供が書くときに、
「わたし(ぼく)がいちばんいんしょうにのこったのは、○○です。」
「○○のところが、かわいそうだとおもいました。」
「もしわたし(ぼく)が○○だったら、××するとおもいます。」
などと順を追って書いていきます。
先にメモしておいた方が、子供も頭の整理がついて書きやすくなりますよ。
最後の3段階目では、2段階目の感想で終わっても良いのですが、
もっと良い読書感想文にするには、この本を読んで子供が今後どうしたいと思ったのか、
を書くのがベストでしょう。
「○○でとてもかなしくなったので、わたし(ぼく)はもっとひとにやさしくしたいとおもいました。」
などがいいですね。
低学年はワークシートを使えば簡単!
そうは言ってもなかなか覚えなくて難しい、という方もいると思います。
実は最初に説明したようなワークシートがあるんです。
それを使えばそこに書き込むだけで読書感想文の形になるんですね。
そのワークシートに書かれている質問に答えるだけなので、とっても簡単で子供が苦手意識を感じることはないと思います。
また親が書き方を説明したような感じでワークシートを作ってもいいですね。
質問しながら子供にワークシートに書きこませ、清書する形で原稿用紙に再び書き込めば、
さらに深く自分の書きたいことが分かるので良いと思います。
検索するとすぐに出てきますので、すごくおススメですよ。
読書感想文 書き方の例
ここで書き方の例をあげておきますね。
課題の本は「ごんぎつね」にしました。
私が小学生のころ好きだったお話のひとつです。
以下、書き方の例です。
「わたしは『ごんぎつね』をよみました。
わたしが『ごんぎつね』をよもうとおもったのは、
ごんがだいすきだからです。
兵十のおかあさんがしんでしまって、とてもかなしかったです。
いちばんいんしょうにのこったのは、ごんがうたれたときです。
兵十がごんをうってしまったけど、ごんがくりやマツタケをおいていたのを
きがついてよかったとおもいました。
ごんみたいにいたずらはたのしくてもしないほうがいいとおもいました。」
どうでしょうか?
ちゃんと読書感想文になっていますよね。
これはまだ幼稚園の息子に感想を聞きながら書いてみました。
手順にそって書いていくと、本当に簡単にできますよ。
まとめ
初めての読書感想文は、子供だけでなく親もどうしようかと考えてしまいますよね。
あまり手助けしすぎてもいけないし、初めてなのに全く手伝わないのも、子供が困ってしまいます。
けれどワークシートに沿って話し合いながら感想を引き出して、子供に書いてもらうくらいであれば、手助けしすぎ、とはならないんじゃないでしょうか。
不安な子供が少しでも読書感想文を楽しく書けるようになるといいですね。