最近どんどんと暑くなってきて、夏が近づいてきたのを感じますね。
昼間、会社や家ではクーラーを入れている方もいるのではないでしょうか?
暑いのは家の中だけじゃないですよね。
車の中は家の中以上に暑くなっていて、ハンドルに触るのも嫌になります。
車内もエアコンで冷やさないと汗も噴き出して大変な状態になっちゃいますよね。
けれど一時使っていなかったエアコンを再びつけると、なんだかぬるい風しか来ない。
なんて経験、ありませんか?
車のエアコンが冷えない原因は故障ではない?
車の冷房の仕組みは、コンプレッサーで圧縮したエアコンガスをコンデンサーに送って、
一気に気化して冷気が発生し、その冷気をファンで車内に送ります。
ちょっと分かりづらいですが、冷えない原因は、
- コンプレッサーの故障
- エアコンガスの不足、漏れ
- コンデンサーの故障
が主な原因になるようです。
実際、エアコンが冷えなくなると、故障かな?と思いがちですよね。
でもその原因で一番に考えられるのが、エアコンガスの不足で冷えなくなることなんですね。
車にはエアコンガスが必要!補充方法は?
実はエアコンガスって使っていなくても自然となくなってしまうんです。
正常な状態でも少しずつ減っていっているので、冷えない時に一番に原因として考えられるんですね。
冷えなくなった時に、修理工場でエアコンガスを入れてもらうのもいいですが、
たったそれだけでお金払うのももったいないですよ。
では自分で補充するにはどうしたらよいのでしょうか?
調べてみると、まず道具が必要みたいですね。
エアコンガスが入っている缶と車のエアコンを接続するホース「チャージホース」です。
直接ガスを入れることはできないので、これが必要なんですね。
どのくらいガスが入っているか確認できるので、ゲージがついているものが良いですよ。
そしてもちろんエアコンガスの入った「冷媒ガス缶」です。
この二つだけでした。
ただし、R1234yfというガスは可燃性なので、補充も回収も個人ではできません。
ガスを確認してから補充のホースなどを購入してくださいね。
ガスもホースも確認して購入したら、次は補充です。
まずエンジンをかけて窓を開け、エアコンをMAXにして30分くらいアイドリングします。
これはエンジンルームを温めて、エアコンの高圧側の圧力が高くなりすぎにならないようにするためです。
次に本当にガスが不足しているかの確認をします。
エンジンをかけたままボンネットを開いて、高圧側の配管についているサイトグラスで、
冷媒が白い泡になって勢いよく流れていたら、ガスが不足している、となります。
もしそれ以外の状態であれば、故障の可能性もありますので、お店で見てもらった方が良いです。
確認ができたら、購入した缶とチャージホースを繋げます。
ホースのバルブがついている方に缶をつけ、バルブを時計回りに回してしっかり缶を取り付けます。
反時計回りに回すとガスが出てきますので、この時点ではしっかり閉めておきます。
そしてエンジンを切り、ホースのもう一方の接続口を低圧側の「L」の表示のある方に接続します。
その時にホースの中の空気がエアコンに入らないようにするため、少しバルブを開いてガスを出しながら接続します。
きちんと差し込まれると「カチ」と音がします。
接続できたら、再びバルブを締めます。
エアコンに最大負荷をかけるため、エンジンをかけてエアコンの温度を最低に、風量は最大にして全ての窓を開けます。
そして缶を上向きにし、少しずつバルブを開いてガスを入れていきます。
一気にガスを入れてしまうと、コンプレッサーが壊れてしまう可能性があるので気をつけましょう。
どうして缶を上向きにするのかというと、缶の中に入っている液体をエアコンの中に入れないでガスのみが入るようにするためです。
缶の中の圧力と車のパイプ内の圧力が同じになったら、ゲージの針が動かなくなるので、そこで補充完了です。
ゲージが青色の「FULL」の所にきていたらOKです。
エアコンガスは何処で売ってる?
ではこのエアコンガス、どこで売っているんでしょうか?
カーショップ、電装屋、ディーラーなどで手に入るようですね。
ネットショップでも販売されています。
R-12はもう作られていなくて高いので、Ts-012という代替品の方がいいのではないでしょうか。
大抵はR134Aの方だと思いますので、それなら結構置いていると思います。
そちらは数百円からあります。意外と安いんですね。
チャージホースは一度購入すれば次も使えますから、自分で補充すると本当に安く済みますね。
まとめ
車内のエアコンが冷えなくなった時は、ぜひエアコンガスが少なくなっているのが原因かも、
と考えてみてくださいね。
エアコンガスの補充は意外と手順が多くて気をつけなければならないことが結構ありましたが、
自分で出来るようになれば、気軽に補充できるようになります。
自己責任ですが、自分で補充してみるのもアリですよね。