7月7日といえば、もちろん七夕ですよね。
子供の頃は家でも短冊に願いを書いて飾り付けしていましたが、
今でもお店に七夕セットが売っているのを見ると、
まだまだ子供のいる家でも飾り付けしているんだなと分かって、ちょっと微笑ましく思うことがあります。
大人になっても各地域で七夕まつりが行われているので、見に行ったりする楽しみがありますよね。
で、ふと思ったんですけど、七夕っていつからこんなお祭りがあるんだろう?
各地域で食べ物や習慣みたいなものがあるのかな?
ってあなたも思ったことありませんか?
そこで今回は七夕の由来などを、子供でもわかりやすく説明できるように簡単に調べてみました。
七夕の食べ物と言えば?
調べてみると、七夕にも行事食があると知りました。
七夕は五節句の一つで、七夕の他に人日(正月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、重陽(9月9日)があります。
人日の節句って、なんだろう?と思ったら、そのまま人の日なんですって。
そんなの知らなかったな、と思ったら、一つ風習が残ってました。
七草粥の日ですね!
まさか節句の日の習慣とは思いませんでした。
上巳は桃の節句のひなまつりです。
ひなあられを食べますね。
端午の節句では、ちまきや柏餅を食べてお祝いします。
と、考えると七夕にも、それにちなんだ食べ物があるんじゃないかと思いますよね。
やはりありました。意外な食べ物でしたよ。
なんとそうめんだったんです!
実はそうめんはかなり古くからある食べ物で、原型は「索餅(さくへい)」でした。
その索餅は中国から伝来し、昔はお供え物のひとつでした。
それを七夕の日に食べる風習ができたようですね
七夕の食べ物で風習や習慣はあるの?
七夕にそうめん、という習慣は、全国的なものではないようです。
東北地方の習慣のようですね。
確かに私の出身は九州地方ですが、そうめんを七夕に食べる習慣はありませんでした。
節分の時期に食べる恵方巻きも、元々特定の地域の習慣ですよね。
それが今では全国で知られるようになる習慣になったのに、
七夕にそうめんが広がらないのは、そうめんが夏の食べ物としてメジャーすぎるからかもしれませんね。
七夕と言わず、そうめんは夏になれば売ってないお店はないですから、
七夕限定で食べる、という習慣にはなりづらいのかもしれません。
由来を子供でもわかりやすく解説
なぜこの「索餅」が七夕に食べられるようになったかというと、
昔中国で7月7日に帝の子供が亡くなった後、「霊鬼」となって熱病を流行らせたため、
その子供が好きだった「索餅」をお供えしたのが始まりだと言われています。
それから1年間の無病息災を願って食べられるようになったそうなんですね。
全然、織姫と彦星の話とは関係ありませんでした。
そして七夕の時期は麦の収穫の時期のため、「索餅」を作りやすかったのでしょう。
この時期に多く食べられていたことも関係あるかもしれません。
その「索餅」がそうめんへと変化して七夕にそうめんを食べる習慣になったようですね。
その他にそうめんが織姫の織り糸に似ているから、という説もあるようですよ。
日本には平安時代には七夕の時期に食べていたようです。
醍醐天皇の時代の「延喜式」の中に残されていています。
施行されたのが967年ですから、日本に伝わってからも1,000年以上になる長い習慣になるんですね。
まとめ
七夕に行事食があることすら知りませんでしたが、結構古くからある行事食が今でも残っていたことに驚きました。
それがそうめんというメジャーな食べ物だってことにもビックリしましたね。
今年の七夕はそんな話を子供にしながら、そうめんを食べてみてもいいんじゃないでしょうか。