7月に入ると太鼓の音が聞こえてきて、夏祭りが始まるんだな、と感じます。
うちの近くでは山笠があって、山笠の始まる日まで練習を夕方から参加される方がしているみたいなんです。
最初はうるさいな、なんて思ってましたが、慣れてしまえば夏の気分にしてくれる風物詩になりますね。
各地方でいろんな夏祭りが始まりますが、全国に知られている祭りも多くありますが、
日本三大祭りといえば、どの祭りなんでしょうか?
日本三大祭りといえば?
調べてみると、京都の「祇園祭」と、大阪の「天神祭」、東京の「神田祭」です。
どれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ニュースに出てきたりすることもありますよね。
京都の「祇園祭」には一度行って実際に見てみたいと思っています。
「博多祇園山笠」や「ねぶた祭り」など他の祭りも有名なものはありますが、日本三大祭りといえば、この三つみたいですね。
この三つの祭りは、どのような特徴があるんでしょうか。
それぞれの特徴は?
一番最初は私も大好きな京都の「祇園祭」から。
そもそも「祇園祭」の始まりは、869年に疫病が流行り、その疫病を静めるため国の数を表す66本の矛を立て、その矛に各国の悪霊を移して宿らせて穢れを祓い、神輿3基を送って、薬師如来を本地とする牛頭天王を祀る御霊会を行ったことからだそうです。
「祇園祭」の特徴の一つに、とっても祭りの期間の長い事です。
毎年7月1日から31日まで続きます。
その期間の中でもメインになるのが、山鉾巡行ですね。
この山鉾巡行の期間が一番人が多いのではないでしょうか。
2014年から後祭が復活し、本来の「祇園祭」の形に戻ったそうですよ。
後祭の代わりに行われていた花傘巡行もなくならず引き続きあるみたいですね。
後祭にはユニークな形の船鉾や大船鉾も登場して、山も個性豊かで見物です。
次に大阪の「天神祭」です。
「天神祭」は全国各地にある天満宮で行われる祭りです。
菅原道真の命日に因んだ縁日で、25日前後に行われるそうです。
その中で特に有名なのが大阪の「天神祭」なんですね。
期間は6月下旬の吉日から7月25日までで、およそ1ヶ月間行われます。
「天神祭」の特徴は大川に船渡御があり、奉納花火も上がります。
ちょっと派手めな「天神祭」は、火と水の祭典とも言われているんですよ。
長い「天神祭」の歴史を見てみると、たびたび中止になったり延期したりと結構紆余曲折あるお祭りなんですね。
それでも何回も復活しているところをみると、地元の人たちにとって「天神祭」はなくてはならないものなんでしょう。
菅原道真、祀らないと怒りそうだしね。
花火も見れるので、一番夏を感じられるかもしれません。
最後は東京の「神田祭」です。
テレビで見たことありますが、すっごい人が多いイメージがあります。
5月中旬に行われている神田明神のお祭りです。
昔は旧暦の9月15日に行っていたそうですよ。
これだけ少し時期が外れていますね。
夏のイメージが強い祭りの中で、「神田祭」の時期は特徴的です。
他にも特徴的なものがあって、今年はアニメとコラボしていました。
アニメに興味はありませんが、きちんとするところはして、時代によって変化していくところもいれる、柔軟性のあるお祭りなんですね。
今年は何があるんだろう?と飽きずに楽しめそうなお祭りが「神田祭」です。
東京にも有名なお祭りはある?
「神田祭」は日本三大祭りの一つですが、江戸三大祭の一つでもあります。
江戸三大祭と言われるだけあって、徳川家と縁のある祭りのようです。
「神田祭」以外のお祭りは「山王祭」、「深川祭」です。
「山王祭」は、「神田祭」と同じ千代田区の日枝神社の祭礼です。
6月中旬に行われていて、やはり同じ地区の「神田祭」とは深い関係のようですね。
1681年以後は、「神田祭」と交互に隔年で行われるようになったそうです。
「神田祭」は奇数年、「山王祭」は偶数年なので、今年はお休みですね。
理由は氏子町が重なっているので、祭りの費用を自費で賄っていた当時の氏子町の費用軽減のためらしいです。
近いからそうなっちゃいますよね。
「深川祭」は富岡八幡宮の祭礼で、毎年8月15日に行われます。
江戸幕府の命によって行われたお祭りなので、一番新しいお祭りのようです。
8月に行われるので担ぎ手に水をかけることから、「水掛け祭」とも呼ばれています。
「わっしょい」の掛け声も、「深川祭」だそうです。
夏のお祭りのイメージの、水掛けと掛け声は、この「深川祭」のものだったんですね。
「深川祭」なんて聞いたことないなと思っていましたが、実は一番馴染みのある祭りの形だったなんて全く知りませんでした。
どれも結構有名でした。
お祭りの名前を知らないだけで、結構テレビなどで見てたんですね。
まとめ
お祭りの歴史などを調べてみると、長年しているものが多くて面白かったです。
私は「深川祭」に行ってみたくなりました。
日本三大祭のうち、「神田祭」は終わってしまいましたが、まだまだお祭りはこれからです。
地元のお祭りも楽しみですが、今年は有名なお祭りを見に行くのもいいかもしれませんね。