長澤まさみさん主演の月9「コンフィデンスマンJP」は、2話は少し視聴率を落としたものの、2話以外の今までの放送はすべて視聴率9%以上と最近のドラマの中では高視聴率です。
そんなドラマにリチャード役で出ているのが、小日向文世さんです。
名脇役として色んなドラマなどに出ている小日向文世さんですが、いったいどんな人なんでしょうか。
小日向文世のプロフィール
小日向文世さんは1954年1月23日生まれで、現在64歳です。
北海道の出身で、グラフィックデザイナーになるために上京して御茶ノ水にあるデザインの専門学校に通っていましたが、スキーで複雑骨折をして、8回も手術を受けることに。
その後、写真の専門学校へ通いますが、何か違うと感じ、22歳の時に俳優になろうと決意します。
どうして写真から俳優になろうと思ったんでしょうね。
文学座に入ろうとしますが、オーディションに落ちてしまい、アルバイト先の先輩から中村雅俊さんのコンサートスタッフに募集があることを聞いて手伝い始めたのをキッカケに、中村雅俊さんの付き人を務めるようになります。
そして23歳の時に「オンシアター自由劇場」に入団し、1996年に劇団が解散するまでの19年間在籍しました。
ずっと舞台で活躍していたようですね。
解散前の39歳の時に、同じ劇団員だった11歳年下の女性と結婚し、41歳の時に長男が生まれます。
劇団が解散後は、5年間で連続ドラマの出演は1本、テレビドラマや映画に出演しても端役と活躍できませんでしたが、47歳の時に出た三谷幸喜さん演出の舞台を見たフジテレビのプロデューサーによって出た月9ドラマ「HERO」のメインキャストに起用されます。
そのドラマは記録的なヒットとなり、それ以来仕事が途切れることなく入ってくるようになったそうです。
劇団解散後は、あまり仕事がなくて事務所に給料を前借りしたりしていたそうです。
結婚されて子供もいたのに不安定な生活で、苦労していたんでしょうね。家族に対してとても愛情深いらしく、子供達二人とはハグをしたり、奥さんとは毎日「行ってきます」のキスをしているそうですよ。
苦労を乗り越えてきた家族とのつながりは強いんですね。
長男とは、今年放送のいすゞ自動車のCMで共演しています。この長男は大学では演劇部に入っていたようですね。
同じ道を進もうと思うなんてステキですよね。
現在は「コンフィデンスマンJP」のリチャード役の他に、「ぶらり途中下車の旅」でナレーションも担当しています。
どんな役でもこなせる名バイプレーヤー!悪役もはまる!
「HERO」で温厚だけど毒舌も吐く事務官の役で有名になりましたが、「JIN-仁-」でも勝海舟役を見事に演じ、かと思えば「アウトレイジ ビヨンド」での悪役もすごくはまっていて、どんな役でもこなせる俳優として活躍しています。
悪役をした時の小日向文世さんは、温厚な顔をしているのに、その顔がキレた顔になって話す時は本当に怖かったです。
小日向文世さんのダメな感じの役は見たことあったんですが、この悪役を演じているのを見た時に、本当にすごい俳優さんなんだなと思いました。
普段は良い人や、ちょっとおっちょこちょいなダメな人などを演じていて、そういう感じの人なんだな、なんて勝手に思っていたんですよね。
私と同じように思っていたいた人は多かったようですが、小日向文世さんは
「悪役も増えたので、黒小日向と白小日向の二つの引き出しがあるね、なんて言われてるけど、役者は演出家監督の要望に応えるのが仕事。白と黒だけじゃなく、どんな役でもこなしますよ」と話していたそうです。
俳優としての小日向文世さんの意地を見た気がしました。
若い頃がイケメンだった?!堺雅人に似てる?
「HERO」に出演した時にはすでに前髪部分が後退してしまっていた小日向文世さんですが、実は若い頃はイケメンだったそうですよ!
23歳頃の写真を見てみると、髪の毛がふさふさと…。もちろん、若いんですからあるのは当然ですが、確かに文系っぽい雰囲気のあるイケメンです。
小日向文世さんは高校生の時に美術部にいたそうですが、そのイメージ通りですよね。
なんとそんな小日向文世さんは、堺雅人さんに似ていると言われているそうです。
そのことに気がついたのが三谷幸喜さんで、面白がって大河ドラマ「新選組!」に2人を共演させたほど。
小日向文世さんも最初堺雅人さんを見た時に、「姉に似てる」と思ったそうです。
確かに髪の毛のある小日向文世さんは堺雅人さんに似ていますね。
まとめ
素晴らしい演技で脇役を彩る小日向文世さん。どんな役でも惹きつけてしまうすごい俳優さんです。
そんな俳優さんでも売れなかった時期があったなんて知りませんでした。
これからもいろんなドラマや映画で光る役を演じてほしいと思います。