最近政治家の人たちの失言や暴言がニュースになりますが、
大西英男衆議院議員の暴言がニュースになっていましたね。
受動喫煙防止対策の強化策を自民党厚生労働部会が議論していた中で、
がん患者に対し、「(がん患者は)働かなければいいんだよ」と発言していました。
がん患者となったあとも治療費を稼ぐために働かなければならない人が、
喫煙しているところでも働かないといけない事に対しての発言でしたね。
大西英男衆議院議員は結構失言していますが、これは乱暴すぎる暴言ですよね。
この議論の議題である受動喫煙の問題とはどういったものなんでしょうか?
受動喫煙とは何か?
まず受動喫煙って詳しくはどういうことなんでしょうか?
タバコを吸うと吸っている人自身が吸い込む「主流煙」と、タバコに火をつけた時に出る煙の「副流煙」の二つに分かれます。
この副流煙を吸いこんでしまうことを、「受動喫煙」と言います。
タバコを吸っている人の近くにいると、必ず吸いこんでしまいますよね。
ではなんでこの受動喫煙が悪いんでしょうか?
主流煙と比べると、ニコチンが2.8倍・タールが3.4倍・一酸化炭素が4.7倍も含まれているからなんです。
吸っている人より吸い込んでしまう人の方が悪影響なんですね。
吸いこんでしまう人のがんや脳卒中など色んな病気のリスクが高くなってしまうだけでなく、
妊婦さんや子供、赤ちゃんにも悪い影響を及ぼします。
今は喫煙場所などを作ってはいますが、別にタバコを吸っているからといって違反でもなんでもないですからね。
吸う人の自由はあっても吸い込んでしまう人には自由がないなんて、本当に怖いと思います。
受動喫煙の影響で家族や子供が危険に!
これは自分の体験した?ことでもあるのですが、昔はもちろん、タバコの影響など気にせずたくさんの人が吸っていました。
妊婦がいようがいまいが気にする人は少なかったと思います。
私がお腹にいるときもそうでした。
部屋の中の上に雲のような渦ができるほどの中で、私の母親は過ごしていたのですが、
産まれてきた私は出産予定日より遅く産まれたにも関わらず、内臓がきちんと育っていませんでした。
幸いにも成長するにつれ内臓は育ちましたが、これが受動喫煙の影響と知ったのは、タバコの悪影響が広く知られてからでした。
私は無事に産まれてきましたが、早産や流産の確立も高くなったり、低体重児が産まれたりします。
せっかく産まれてきても、受動喫煙を続けていれば、乳幼児突然死症候群や気管支炎など、様々な病気のリスクが高まるのです。
もちろん吸っていない家族にも影響を及ぼします。
時々聞きますよね。
タバコを全く吸っていなかったのに肺がんになってしまった、なんて。
そのがんの確率は吸っている人より高いなんて、なんだか理不尽さを感じます。
タバコを吸っている人が隔離されたように喫煙場所を限定されるのは、今の時代当然ですよね。
換気扇の下で喫煙しても意味なし!ベランダで窓を閉めても煙が浸入?
喫煙者の中で、家族を気遣ってベランダや換気扇で吸ってる人いますよね。
このベランダの喫煙って今、問題になっているんです。
隣人や階下などのベランダからの受動喫煙で、アレルギー症状などの「受動喫煙症」を発症してしまう問題が起きています。
裁判にもなり喫煙者に慰謝料を払うように命じる判決が出るなど、トラブルも起きているようです。
私の隣人もタバコを吸う人で、窓を閉めているにも関わらずよく煙が流れてきました。
あれでは例えベランダで吸っていたとしても、家の中に入ってくるんですね。
だって煙草を吸い始めたらすぐわかりますもん。
窓を閉めてても匂いでわかりますね。
ということは有害成分が入ってきているということです。
本当に気遣うならば、吸わないことが一番ですけど、なかなか隣の人に言うのは難しい・・・
そんな人は多いと思います。
まとめ
日本ではまだまだ規制が緩いですが、だんだんと他の国々では厳しくなっているタバコ問題。
止めたくても止められない人もいるのですから、麻薬などと同じように規制するべきなのか・・・
さすがにそこまでは厳しいでしょうが、麻薬より厄介なのが、関係のない他の人に大きな悪影響を及ぼしてしまうことですよね。
タバコってそこが一番問題だと思います。
喫煙者にも言い分があるかもしれませんが、自分だけの問題ではないことも自覚してほしいです。
受動喫煙の被害者が、これ以上増えることのないように願っています。