先日行われた、第11回「朝日杯将棋オープン戦」の準決勝で羽生善治竜王と藤井聡太五段が対決しました。

残念ながら結果は藤井五段に負けてしまいましたが、昨年12月に永世七冠という快挙を達成しています。

負けてしまったからか、永世七冠ってすごいの?と思ってしまいますが、本当に快挙なんですよ!
詳しく調べてみました。

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羽生善治のプロフィール

 羽生善治さんは1970年9月27日生まれで、現在47歳です。意外と若いんだなって印象ですね。

結構前からニュースとかで時々見かける方なので、もっとお歳かと思っていました。
そんな羽生善治さんなので、将棋を始めたのはすごく早かったのかな、と思ったら、
始めたのは小学校1年生の時で、しかも同級生から教えてもらったそうなんです。

その年から将棋をしている同級生にも驚きますが、それから羽生善治さんはハマってしまい、将棋に熱中します。
その様子を見ていた母親が将棋大会に申し込みますが、残念ながら失格となります。
しかし将棋の熱はそんな事では冷めなかったようで、小学2年生の10月に将棋の道場に通い始めます。

羽生善治さんのご両親が週末のお買い物の時に毎週その道場に預けていたようで、
将棋を少しの間楽しめるように、という気軽な感覚でご両親はいたんじゃないでしょうか。

羽生善治さんは週末だけの時間でも棋力を上げていき、小学3年生の時に初段に。
小学5年生の時には五段になり、アマの中でも強いレベルになっていきました。

1981年の「第1回小田急将棋まつり小学生大会」で初優勝します。
その時に準決勝でライバルになる森内俊之さんを打ち破っています。

そんな急成長の中、更に上へ行くため奨励会の入会を志しますが、道場の師範代の中嶋克安指導棋士は羽生善治さんに「小学生将棋名人戦」で優勝することを条件に出します。

そんな厳しい条件でしたが、6年生の春にその条件をクリアし、奨励会入会試験に合格します。
それからの羽生善治さんは6級から5段に1年で昇段するなど驚異的な成長を見せます。

1985年の三段のときに13勝4敗を記録し、四段に昇格プロとなります。
それは、史上3人目の中学生棋士となります。

ちなみに他2人は、谷川浩司さんと加藤一二三さんです。お二人とも有名ですもんね。
やっぱりそんな若い時から突出していたんですね。

そして1996年に七冠全冠達成します。それは当時すごく取り上げられていて、
将棋に無知な私でもすごい人なんだな、と思っていた記憶があります。
しかもこの時25歳という若さでした。

タイトル戦の数が6つ以上になった1975年以来、初の全冠制覇でした。
どんなに羽生善治さんがすごい快挙をしたのか分りますね。
そんな勢いのある時期に1995年に婚約を発表していた畠田理恵さんとの結婚を
1996年3月に行います。

しかし七冠独占は167日で終わります。
1998年2月のNHK杯戦決勝では「東の羽生、西の村山」と言われた村山聖さんとの対決で、この決戦が村山聖さんとの最後の戦いとなりました。1998年8月に村山聖さんは亡くなってしまいます。

2人の対戦成績は羽生善治さんの7勝6敗で幕を閉じます。
2月の時には絶対体調悪かったと思うんですが、最後に羽生善治さんと戦いたかったんでしょうか。
それから羽生善治さんは永世の資格を獲得していきます。

永世七冠ってすごいの?どうしたら獲得できる?年収も高いの?

 「永世」の資格を獲得するって、どうしたら出来るんでしょうか?
資格獲得には条件があるそうです。

現在のタイトルは七つあって、それぞれに条件があり、竜王戦では連続5期か通算7期タイトルを獲得で永世になれます。
名人戦では通算5期、棋王戦では連続5期獲得と微妙に違うようですね。

どのタイトルの条件にしても、それだけの数勝たないといけませんからね。
棋王戦なんて連続ですから、一度負けてしまうとまた最初からになりますし厳しい条件で滅多にできることではありませんよね。

王将戦は通算10期で、永世になるには最低でも10年はかかることになります。
それだけの条件をクリアして羽生善治さんは47歳で全て獲得してるなんて、本当に偉業だということが分かりますね。

永世七冠獲得は羽生善治さんが初めてで、過去には大山康晴名人と中原誠名人の2人が五冠獲得しているのが最高でした。

しかも羽生善治さんはそれだけではありません。
全てのタイトルの獲得数を合わせると99期になるそうですよ!

プロ入りが15歳の時で現在が47歳ですから、32年間の間に99回もタイトルを獲得してるんです。
恐ろしい勝率ですよね。

この獲得数も大山康晴名人の80期が最多でしたが、それを大きく上回っています。
羽生善治さんはまだ現役ですからね。100期目もすぐ獲得できそうですね。
そんなに勝ち続けていて年収もすごいんじゃないかと調べてみたら、2016年の年収がありました。

想像通り、羽生善治さんがランキング1位でしたが、年収は9,150万円と意外と低いな、と思ってしまいました。

勝手なイメージでてっきり1億以上はもらってるかと勘違いしていました。
過去には1億円以上稼いでいる時もあったようで、生涯年収は22億円以上になるようです。

生涯年収を見ると、やっぱりすごく稼いでいるんだなと思いますね。
普通のサラリーマンでは稼げませんもんね。

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羽生善治の嫁、畠田理恵さんは羽生弓弦さん好き?!子供はいるの?

 羽生善治さんみたいに初の永年七冠獲得や、タイトル獲得数も最多の旦那さんなんてそうそういないですから、
奥さんの畠田理恵さんが羨ましいですね。
年収も高いですしね。

そんな畠田理恵さんは、なんとフィギュアスケートの羽生弓弦さんのファンなんだとか。
今回の平昌オリンピックでも羽生弓弦さんは金メダルを獲得しています。
素晴らしい演技に熱狂していたでしょう。。

もしかすると羽生善治さんも一緒に見ていたかもしれませんね。
一時期離婚の危機、なんて噂もありましたが、羽生善治さんの活躍を見ると、家庭も充実している感じがします。

2人の間には子供が2人います。2人とも女の子です。
1人目の名前は舞花さん。1997年に生まれていて、現在20歳ですね。
2人目は桃花さん。1999年生まれで18歳。
そんなに大きな子供がいるとは思いませんでした。

確定ではありませんが、長女の舞花さんは慶應医学部に進学しているという噂があるようですね。
というのも、中学と高校は田園調布双葉中学校、高等学校に通っていたようで、
その学校の偏差値は73になるそうですよ。

羽生善治さん同様、頭が良い子供たちなんですね。
医学部に通っているなら、将来お医者さんになるんでしょうか。
どちらか一人でもお父さんの後を継いで棋士になって欲しいです。

まとめ

 今回藤井五段には負けてしまいましたが、そんな事が霞んでしまうくらい、
すごい実力のある人である事がわかった羽生善治さん。
前人未到の記録をさらに更新して言ってほしいですね。